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ドイツ・ベルリンの公共交通機関 - 暮らして分かるベルリンの日常
ベルリンの公共交通機関には、Sバーン、Uバーン、バス、トラムの主に4つの公共交通機関があります。どれも共通のチケットで利用でき、年配の方や子育て世代には利用しやすくベビーカーが乗り降りしやすい設計だったり、ベビーカーや自転車を持ち込むためのスペースが確保されていたり、車椅子を利用される方にも優しい設計が目立ちます。
ECCOLOGではベルリンを網羅する公共交通機関について実体験を交えてご紹介します。
作成日: 2017-12-4
© Photographed by Pixabay
Sバーン
ドイツ語でSchnell Bahnと言い、直訳すると速い電車という意味になります。緑地にSと書かれた看板が目印です。Uバーンと違い景色を見ながら移動出来るのがいいところ。電光掲示板で次の駅を表示してくれるので、確認しながら降りることが出来ます。気温が暖かくなると、自転車を持ち込む人たちが多くなります。自転車のマークが表示してある車両にはベビーカーや自転車専用の座席があるので、人混みを気にすることなく利用することが出来ます。残念なのは、よく運休や遅れがあること。利用するときはアプリなどで事前に走行しているか確認した方が良さそうです。チケットは駅構内の販売機で買えますので、チケットを買ったら乗る前に必ず機械で打刻してから乗りましょう。
Uバーン
ベルリン市内を結ぶ地下鉄です。青色の看板にUと書かれています。車両の窓にはブランデンブルク門がいくつも描かれていたりします。Sバーンと違って地下を走っているため、社内アナウンスが聞こえにくく、次の駅を表示してくれる電光掲示板が無いため、電車内にある路線図を確認しましょう。また、階段やエスカレーターの乗降場所に路線図の案内がありますので、事前に確認したほうが安心です。ベビーカーは電車と電車の連結部分がゴムになっている場所を利用するとベビーカーを置く場所が確保出来て便利です。チケットは駅構内の販売機で買えますので、チケットを買ったら乗る前に必ず機械で打刻してから乗りましょう。
SバーンもUバーンも電車の車両はほとんど繋がっていません。乗っている車両を変えたい場合は、一度降りて乗りたい車両に移ることになります。また、自転車を持ち込む場合は自転車用のチケットが別途必要になりますので注意が必要です。
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バス
バスの路線も充実していて移動や観光に便利です。乗り降りが楽に出来るよう、床は段差がなくフラットになっています。しかも、車椅子やベビーカーでも利用しやすいようバスから降りるときは降り口が空気圧によって床が下がります!道路との段差がなくなるので、とても有難い仕組みです。掲示板で降りるバス停を確認することもでき、優先席が確保しやすいのも特徴です。バス停やバス内にはチケットの販売機はありませんので、チケットを売っている小売店などで事前に購入することをお勧めします。もちろん、バスの運転手からも買えますが運転手によってはチケットの種類や乗る人が多かったりすると購入を拒否されたりするので面倒です。打刻されていないチケットはバス内にある打刻機で必ず打刻しましょう。
トラム
旧東ドイツ側を中心に走っている路面電車です。場所によっては車道と同じ道を通るので、バスと同じくらいの時間がかかります。なぜか他の乗り物よりも知らない方とのコミュニケーションが多い気がします。トラムにも乗り降り出来る駅を確認出来る掲示板があり、SバーンやUバーンと違って、車両が繋がっているので混雑具合を見て移動することが出来ます。また、車椅子やベビーカーの優先場所がとても広いので、疲れていても背もたれにもたれかかったりとゆったり出来ることが特徴です。チケットはトラム内の販売機で買えますが、残念ながらお札やカードは使えません。小銭を準備しておくか、事前にチケットを購入することをお勧めします。ちなみにトラム内の販売機が故障していてチケットが買えない場合は、次の駅で降りてチケットの買えるトラムに乗ってチケットを購入しなければなりません。